R-1ぐらんぷり決勝進出者決定
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-050213-0020.html
大阪組と東京組*1がちょうど半々受かってますね。
『南野やじ』落ちたか〜。ネタ後、恐らく誰よりご本人が「イケル」と確信しただろう程の出来だったんですが。あの軽やかなステップが忘れられん。
大阪準決勝のみを観て、自分は『ヒロシ』『ハローケイスケ』『中山功太』『ネゴシックス』だと予想してたのですが、その内三人は進出。ただ、『ハローケイスケ』が一番好きだったかも…なんで、ちょっと残念。
『ネゴシックス』は、今回に限ったことではなく、それが「味」なのかもしれませんが、最後の方が雑に終わっちゃうのが何時も残念に感じていて、この日も「確かにウケてたけど……」だったのです。
(『中山功太』に関しては、単純に、自分の座っていた席からは彼の表情が観れなくて、あのネタの面白さが半減してしまい、感想を控えたんですけれど)
あと、大阪からは『友近』か……う〜ん、決勝に期待、とだけ言っておきます。
東京組に関しては保留。なんせ、当日を観てないんで。
ただ、『長州小力』は大会前日の『笑わず嫌い王決定戦』にも出るし大フィーバーですな。
最後(て、まだ大会は終わってないですけれど)に、自分も含めた多くの人達の心をパワーシャベルで鷲掴み、まさに記録より記憶を残していった『H・G』に賛辞と感謝を。
*1:準決勝をどちらで受けたか、という分け方です
R-1ぐらんぷり(大阪準決勝)を観に行って参りました
コチラの方(http://d.hatena.ne.jp/gyoguntantiki81/20050211)が出番順を書いて下さってますので(感謝)、此処では気になった・心に残った人達を中心に順不同で書いていこうかと。
まずは初見の方々から。
『藤原・F・オニオ』(アマチュア)
トップバッターでしっかり笑いを取ってました。
小学生の学級会ノリの軍法会議。こういうの好きす。
『O・D・A』(アマチュア)
MCのケツカッチンの和泉さんがネタ後に「凄いな〜」と感嘆するほど。
トレーナー姿の普通のオバサンが「なんばグランド花月」に一人きりで立っているその状況がすでにおかしいのですが、
生活感のある「あるあるネタ」を途切れがちのテンポで淡々と一切表情変えずに堂々やりきってました。
例えるなら、だいたひかるから毒をひいて更に浮遊感を足した感じ?
上の例えは全く的を得ていないとは思いますが、とにかく、不思議と引き込まれたのは確かです。
以上のお二人はアマチュアさんということですが、ライブとかやってるのかな?
藤原さんは他のネタも観たい、O・D・Aさんは取り合えずもっぺん観たいです。
あ、あとアマチュアさんの中で『帽子屋お松』の『座頭市』ネタも面白かったです。
『国崎恵美』(吉本興業・大阪)
延々バカップルのデートを繰り広げるだけで、オチもわかっていたけれど、つい笑ってしまう。
この日、出場した数少ない女性陣の中でも、O・D・Aさんに次ぐくらい笑いをとってました。
『加藤たかこ』(吉本興業・大阪)
「ブティックの店員がバネ屋の店員に移勤になったら」というネタ。
面白かったんですが、尻つぼみだったかな、と。
『大木三郎』(吉本興業・大阪)
とびた新地の客引きのオバサンのネタ。
ちょっと切ない設定(ピンにピンクの椅子を置いてたのがまた)やら演技やらは物凄く好みだったのですが、
石田純一等の有名人を引くのはあんまし……だったかも。(あくまで私的に。もともと芸能ネタがあんまり好きではないんで)
とりあえず、他のネタも観てみたいです。
『若井おさむ』(吉本興業・大阪)
本日のR−1直前番組でも紹介されていたガンダムネタ。
卑怯だろそれは、と思わなくもなかったですが。だって本当にアムロの声なんだもん(笑)
しかし、こんな「コア」ともいえるネタで結構な笑いを取っていたのが、流石はファーストの力だと(え、ソコ?)
続いて期待していた・してなかったけど……な方々
『小藪千豊』(吉本興業・大阪)
先日放映のバッファロー吾郎の23時間半ライブを観てから気になっておりました。私的面白ランキングではこの日、一番だったかも。
お付きを従えた面白クイーンな女子高生が面白転校生と一発芸を競うという設定もネタ(一発芸)も面白かったんですが、
その分、あっさり終わっちゃったのが少し残念。
『追い風三等兵(南海キャンディーズ山里)』(吉本興業・大阪)
大喜利等でも感じたんですが、なんだろう、彼の言葉を借りれば、ちょっと『乱暴』に思える。
自信満々にやっているようでどこか「勢い」がない。
思うようにウケがなかったら動揺をみせてしまうからかもしれない。プライドが透けてみえる。
しずちゃんに彼女をやさしくフォローしている時はあんなに輝いているのになぁ。
少々滑ったとしても、しずちゃんに隠れることが出来るからだろうか。
(えらそうに言いやがって批評家きどりが、でしょうか、山里さんへの期待値の高さの表れだと、許してやって下さい)
『友近』(吉本興業・大阪)
事前番組にて「西の優勝候補」と紹介されていた彼女。
巧みの技を観たとは思ったし、決してウケてなかったわけではないのですが。
今日のメンバーの中ではちょっと埋もれてしまった感じ。無難だったというか。
以下のお二人は「お笑い」好きだけど「お笑い芸人」に愛はない知人のTさんに、
「あの人達の周囲に『諦めろ』という人はいないのだろうか」とまで言われて怒れなかった人達。
『末高斗夢』(ホリプロコム)
ここまで馬鹿馬鹿しいと笑うしかないというか。生で観ると更に馬鹿馬鹿しい。
あの小(大)道具を新幹線で東京から持ってきたというのが、また。
『南野やじ』(吉本興業・大阪)
ホントかどうかは知りませんが、90%実話だというネタ。
何時ものお経スタイルなんですが、なんていうんだろう、鬼気迫ってました。狂気すら感じました。
あと、ウケが良かったせいもあるんでしょうが、退場時の軽やかなステップにちょっと笑ってしまいました。
このお二人は、「お笑い」が心底好きなんだろうなぁ。努力うんぬんもあるけれど、「やりきる」ってことは凄いことだと思う。
もう、それだけでワタシの中ではステキ芸人さんだ。今度、Tさんに会った時、ちゃんと怒っておこう。
『H・D』(吉本興業・大阪)
出た、ハードゲイ!!
会場の盛り上がりは、この日一番だった。爆笑につぐ爆笑。
もう凄い。凄いというか凄まじい。エエもん観た、と心底思った。
正直、どんなネタをやられたのかと問われれば、腰のグラインドしか覚えてません、と答えますが(笑)
山里さんもアレ位に吹っ切ってやってくれたらなぁ。
ハードゲイの上にも三年。スバラシイ。この日の彼を生で観れただけでも、この日、来た甲斐があったと思いました。
『なかやまきんに君』(吉本興業・大阪)
彼はますます発達する筋肉と共に貫禄すら出てきたような。
オールザッツの感想でも書きましたが、初めて観た時は「笑われてる」だけだったのにと。
時の流れは残酷なだけではない、こんな軌跡をみせてくれるのだとアホな感動すら。
『ヒロシ』(サンミュージック)
この日一番の、登場時の歓声に応えたヒロシさんは流石と言っていいと思う。
『ハローケイスケ』(吉本興業・東京)
アンケート内容は勿論、合間に挟まれる小ネタが好きでした。
佇まいがステキだな。
決勝進出候補としてこの二人をまずあげておきます。
後半尻つぼんだり、放映可能なのかどうかわからん人(ハードゲイ)を除くと、
確かに爆発的な笑いを取っていたわけではないですが、安定してコンスタントに笑いを取ってたんじゃないかと。
あとは会場のウケ具合からみると『中山功太』(吉本興業・大阪)と『ネゴシックス』(吉本興業・大阪)。かな?
『了解しましま』(吉本興業・大阪)と『兵頭大樹』(吉本興業・大阪)のどちらかがいってくれると嬉しいけれど。
なにせ、明日の東京準決勝も入れてたった8組しか決勝進出出来ないという狭き門。
今日の東京はどんな感じだったのだろう?
あ、あと『テント』(吉本興業・大阪)さんの人間パチンコが生で観れて、ありがたや。
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アマゾンの紹介文を見るだけでも期待なのですが、こちらの方の記事(http://d.hatena.ne.jp/king-show-chan/20050210)を拝見しまして、高鳴る胸の鼓動を抑えられなくなりました。
こんなステキなもんを出してくれるのも、M-1グランプリ優勝の恩恵ですな。感謝。
「アンタッチャブル」の10年の歴史をひも解いていくそうですが、私的には「コイツなんでこんなに暗いんだろう」と柴田さんが呆れた*1山崎さんに興味大ですわよ。
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こちらも楽しみな東京ダイナマイトの初DVD。
ゴーゴーモンキーズ2/2放送分
http://mbs1179.com/gogo/bbs/index2.html
またもや今更な話題なんですが……。
自分の「カッコイイ(と思う)男の方ランキング」*1内で急激に順位を上げている東京ダイナマイトのハチミツ二郎さんが、笑い飯・千鳥が担当するゴーゴーモンキーズ水曜日2/2放送のゲストで出演された模様をwebラジオでようやく聞く事が出来ました。ボケ倒し去っていく(帰れ帰れと言われながら結局、最後までいらっしゃったが)サンの格好よろしいこと。
二郎さんのお気に入りで同郷の千鳥が「二郎さん、二郎さん」と慕っている風なのはともかく、二郎さんと同い年の笑い飯のお二人も慕っている感じなのは、流石は二郎さんだと(誰だお前は)
アンタッチャブルが「国民の後輩」なら、二郎さんは「国民の先輩」という感じです。あ、今、適当な事を言いました。
ちなみに、二郎さんが「面白いと思う芸人」さんは千鳥・笑い飯・アンタッチャブル・次長課長・Mrボールドだそうです。ちなみに半分以上が二郎さんの地元岡山出身だそうです。
あと、他の四組は「なるほど」なんですが、なんだかアンタッチャブルだけが浮いてますね。ご本人に何処が面白いと思っているのか聞いてみたいなぁ。
『ネコソギラジカル(上)十三階段』・読了
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やっと出た出た戯言シリーズ最新刊。
去年の9月から11月に上・中・下を連続刊行予定との広告があった記憶があるのですが、きっとワタシの気のせいだったのでしょう。
巻を重ねるごとに謎に謎を重ね、広げていく大風呂敷をどうやって畳むのか、ほっぽり出してトンずらこくのか。
実際、3:7で後者になるんちゃうかとある意味楽しみにしていたのですが、この作者さん、この(上)で、すでに結構な伏線回収に入っていて、あと二巻で本当に「終わり」になりそうで驚きました。
物語を「終わり」にするのは作者の責任だという彼(彼女?)の矜持がみえて、ちょっと気持ちが良かったです。
しかし、ラスト二巻で登場キャラのほとんどがお亡くなりになりそうな展開。まさかの人まで死亡フラグが立ちまくりのまさにお祭り騒ぎ。最後に主人公が世界の中心で叫んじゃったりするのか、君と僕の物語の正しい終わりを示してくれるのか。素直に物語の終焉に向けて走りそうでもない作者さんに、取り合えず、期待しておきます。
個人的には鈴無音々の「秘密」と形梨らぶみのカットが見れれば満足です。また、地味なところを。
次巻『ネコソギラジカル(中) 赤き征裁 vs. 橙なる種』の発売は未定*1。
ですが待つ事にかけては『ガラスの仮面』やら『十二国記』やらを待てるだけでなく、此処にその名を書くのも腹立だしい、手掛けたシリーズをほぼ未完にして、次々新しいシリーズに手をつける極道な作者さんが、15年近く前に四巻でストップしたあるシリーズの最新刊を、まだどこかで期待しているお気楽人間にとっては、そう苦痛でもないですよと強がっておきます。
*1:筆の早いこの作者さんが、ここまで遅れているのはなんか理由があるかもと下世話に心配したり