R-1ぐらんぷり(大阪準決勝)を観に行って参りました

コチラの方(http://d.hatena.ne.jp/gyoguntantiki81/20050211)が出番順を書いて下さってますので(感謝)、此処では気になった・心に残った人達を中心に順不同で書いていこうかと。

まずは初見の方々から。

『藤原・F・オニオ』(アマチュア
トップバッターでしっかり笑いを取ってました。
小学生の学級会ノリの軍法会議。こういうの好きす。


『O・D・A』(アマチュア
MCのケツカッチンの和泉さんがネタ後に「凄いな〜」と感嘆するほど。
トレーナー姿の普通のオバサンが「なんばグランド花月」に一人きりで立っているその状況がすでにおかしいのですが、
生活感のある「あるあるネタ」を途切れがちのテンポで淡々と一切表情変えずに堂々やりきってました。
例えるなら、だいたひかるから毒をひいて更に浮遊感を足した感じ?
上の例えは全く的を得ていないとは思いますが、とにかく、不思議と引き込まれたのは確かです。


以上のお二人はアマチュアさんということですが、ライブとかやってるのかな?
藤原さんは他のネタも観たい、O・D・Aさんは取り合えずもっぺん観たいです。
あ、あとアマチュアさんの中で『帽子屋お松』の『座頭市』ネタも面白かったです。



国崎恵美』(吉本興業・大阪)
延々バカップルのデートを繰り広げるだけで、オチもわかっていたけれど、つい笑ってしまう。
この日、出場した数少ない女性陣の中でも、O・D・Aさんに次ぐくらい笑いをとってました。


加藤たかこ』(吉本興業・大阪)
「ブティックの店員がバネ屋の店員に移勤になったら」というネタ。
面白かったんですが、尻つぼみだったかな、と。


大木三郎』(吉本興業・大阪)
とびた新地の客引きのオバサンのネタ。
ちょっと切ない設定(ピンにピンクの椅子を置いてたのがまた)やら演技やらは物凄く好みだったのですが、
石田純一等の有名人を引くのはあんまし……だったかも。(あくまで私的に。もともと芸能ネタがあんまり好きではないんで)
とりあえず、他のネタも観てみたいです。


若井おさむ』(吉本興業・大阪)
本日のR−1直前番組でも紹介されていたガンダムネタ。
卑怯だろそれは、と思わなくもなかったですが。だって本当にアムロの声なんだもん(笑)
しかし、こんな「コア」ともいえるネタで結構な笑いを取っていたのが、流石はファーストの力だと(え、ソコ?)


続いて期待していた・してなかったけど……な方々


小藪千豊』(吉本興業・大阪)
先日放映のバッファロー吾郎の23時間半ライブを観てから気になっておりました。私的面白ランキングではこの日、一番だったかも。
お付きを従えた面白クイーンな女子高生が面白転校生と一発芸を競うという設定もネタ(一発芸)も面白かったんですが、
その分、あっさり終わっちゃったのが少し残念。


追い風三等兵南海キャンディーズ山里)』(吉本興業・大阪)
大喜利等でも感じたんですが、なんだろう、彼の言葉を借りれば、ちょっと『乱暴』に思える。
自信満々にやっているようでどこか「勢い」がない。
思うようにウケがなかったら動揺をみせてしまうからかもしれない。プライドが透けてみえる。
しずちゃんに彼女をやさしくフォローしている時はあんなに輝いているのになぁ。
少々滑ったとしても、しずちゃんに隠れることが出来るからだろうか。
(えらそうに言いやがって批評家きどりが、でしょうか、山里さんへの期待値の高さの表れだと、許してやって下さい)


友近』(吉本興業・大阪)
事前番組にて「西の優勝候補」と紹介されていた彼女。
巧みの技を観たとは思ったし、決してウケてなかったわけではないのですが。
今日のメンバーの中ではちょっと埋もれてしまった感じ。無難だったというか。


以下のお二人は「お笑い」好きだけど「お笑い芸人」に愛はない知人のTさんに、
「あの人達の周囲に『諦めろ』という人はいないのだろうか」とまで言われて怒れなかった人達。


末高斗夢』(ホリプロコム
ここまで馬鹿馬鹿しいと笑うしかないというか。生で観ると更に馬鹿馬鹿しい。
あの小(大)道具を新幹線で東京から持ってきたというのが、また。


南野やじ』(吉本興業・大阪)
ホントかどうかは知りませんが、90%実話だというネタ。
何時ものお経スタイルなんですが、なんていうんだろう、鬼気迫ってました。狂気すら感じました。
あと、ウケが良かったせいもあるんでしょうが、退場時の軽やかなステップにちょっと笑ってしまいました。


このお二人は、「お笑い」が心底好きなんだろうなぁ。努力うんぬんもあるけれど、「やりきる」ってことは凄いことだと思う。
もう、それだけでワタシの中ではステキ芸人さんだ。今度、Tさんに会った時、ちゃんと怒っておこう。



『H・D』(吉本興業・大阪)
出た、ハードゲイ!!
会場の盛り上がりは、この日一番だった。爆笑につぐ爆笑。
もう凄い。凄いというか凄まじい。エエもん観た、と心底思った。
正直、どんなネタをやられたのかと問われれば、腰のグラインドしか覚えてません、と答えますが(笑)
山里さんもアレ位に吹っ切ってやってくれたらなぁ。
ハードゲイの上にも三年。スバラシイ。この日の彼を生で観れただけでも、この日、来た甲斐があったと思いました。



なかやまきんに君』(吉本興業・大阪)
彼はますます発達する筋肉と共に貫禄すら出てきたような。
オールザッツの感想でも書きましたが、初めて観た時は「笑われてる」だけだったのにと。
時の流れは残酷なだけではない、こんな軌跡をみせてくれるのだとアホな感動すら。



『ヒロシ』(サンミュージック
この日一番の、登場時の歓声に応えたヒロシさんは流石と言っていいと思う。


ハローケイスケ』(吉本興業・東京)
アンケート内容は勿論、合間に挟まれる小ネタが好きでした。
佇まいがステキだな。


決勝進出候補としてこの二人をまずあげておきます。
後半尻つぼんだり、放映可能なのかどうかわからん人(ハードゲイ)を除くと、
確かに爆発的な笑いを取っていたわけではないですが、安定してコンスタントに笑いを取ってたんじゃないかと。



あとは会場のウケ具合からみると『中山功太』(吉本興業・大阪)と『ネゴシックス』(吉本興業・大阪)。かな?
了解しましま』(吉本興業・大阪)と『兵頭大樹』(吉本興業・大阪)のどちらかがいってくれると嬉しいけれど。


なにせ、明日の東京準決勝も入れてたった8組しか決勝進出出来ないという狭き門。
今日の東京はどんな感じだったのだろう?


あ、あと『テント』(吉本興業・大阪)さんの人間パチンコが生で観れて、ありがたや。