久方ぶりにお笑い以外の事

『Mother』という名作ファミコンゲームに、中学生の頃、嵌っていた事があります。
文字どおり寝食を忘れ、猿の様にボタンを押し続け同じ事を繰り返し、ゲーム世界に没頭しておりました。
何度も吐きそうになりながら、視力が落ちていく事をリアルタイムで感じながら、
「ラストがすっごく感動するから。絶対、泣けるから!」
という友人の言葉を糧に、10代の夏休みの貴重な時間を費やしたのです。

無鉄砲な割に、以外と堅実な所もあるワタシは、節約を重ねてコツコツお金を貯め、自分より圧倒的に弱い敵を機械作業で倒し続けるというセコイ真似をしながら、地道にレベルを上げ続け、とうとうラスト間際の大ボス近くまで来たのです。

そんなワタシに悪魔の言葉が囁かれました。
「戦線離脱する主人公の三番目の仲間を透明人間にする事で、何時までも仲間にする事が出来る裏技がある」と。
三番目の仲間は戦力的にも一番で、コイツを残しておいたら、これからの戦いがどんなに楽になるかと、ワタシはつい、その裏技に手を染めてしまいました。

ワタシ、戻れるものなら、あの時に戻りたいです。

なんと、その三番目の仲間を離脱させなかった事により、『仲間にしなくてはお話が続かない仲間』が加入出来なくなってしまったのです。
そのせいで、『倒してはいけない敵』をあっさり力技で倒してしまい、『絶対泣ける』というラストのシナリオへと進めなくなってしまったのでした。
昔のゲームですから、今のように幾つもセーブは出来ないので、裏技前に戻る事も出来ません。
どんな敵も、一撃で倒せる程に成長させました。お金も使えない程に貯めました。アイテムもほとんど手に入れました。

コントローラーを手に放心した、あの日の事は、ほろ苦い青春の1ページであります。(そんな青春ヤだ)

このトラウマより、ここ10年以上の間、『ゲーム』というものには手を触れないようにしていたのですが、ネットに足を踏み入れて、金銭を取らない『フリーゲーム』というものがある事を知り、ぼちぼちと、ですが、再び『ゲーム』に嵌りつつある20代後半の冬であったりします。
(RPGは入り込んでしまうので、謎解きものとかパズル系が中心ですが)


長すぎる前置きでしたが、本題。おすすめのフリーゲームです。

http://jp.shockwave.com/games/puzzles/zookeeper/zookeeper.html

クリック操作で隣同士の動物を入れ替えて、縦か横に三匹同じ動物を揃え、動物を捕まえて(消して)いくという単純なゲームなのですが、ステージが進むにつれ、捕まえる動物も増えていき、時間制限も厳しくなっていくので、なかなかに難しいです。
点数が低いと園長さんがキツイお言葉を下さるので、ついついやり込んでしまいます。つい先日、何十回のトライの末、最高得点2万弱を出して喜んでいたのですが、HI-SOREを見て、一気に自分がいかにダメゲーマーか思い知らされました。

だって、11万点とか……ありぇねぇっ!!


あと、ゲームスタート前に入るスポンサーの広告に、ピン芸人のヒロシさんが、ちょっとしたネタを交えて出演されています(12月5日現在)。
『光接続』とヒロシさんというミスマッチに少し笑ってしまいましたよ(失礼)

最後は『お笑い』繋がりになってしまった、これもまた必然(か?)